しゅーとめも・わんもあせいっ

はてブに書ききれないことの追記や雑談。けっこう放言系。手巻きタバコにハマりだしてからは、シャグのレビュー多し

ポルノマンガは、一般マンガの下支えとして欠かせない

 廃案確定かと思いきや、こう来ましたか・・・

児童ポルノ禁止法改正案は廃案ではなく継続審議へ【争点:クール・ジャパン】

 しつこいなぁ。他いくつかが問責決議可決で廃案になったので、同じ憂き目に合うものだとばかり思ったら・・・。

 だいたいにおいて、漫画にかぎらずクリエイティブな業界とポルノっていうのは切っても切り離せない「ある種の宿命を帯びてる」っていう事実から目を背けちゃいけない、と思うんですよ。
 世の中、メディアがブームになってくると人材の需要と志望者が増えてくる。表の方法としては各種オーディション・コンペティションによる人材発掘とか、実力者に弟子入りする、なんて方法はあります。そういう所から、ごくまれに生まれ持った資質を持つ天才が現れることがあるものの、とてもじゃないけどその存在だけ、それを待っていて、では業界は回らない。人材育成のためにありとあらゆる手段が講じられる中の一手法、それがポルノなわけです。
 文豪たちの時代にカストリ雑誌があったように、映画全盛期に日活ロマンポルノがあったように、TV黄金期にAVがあったように。
 才能はあるけど実力にはまだ足りない、そんなレベルの人材が多勢を占めているわけで、そういう人が実力をつけるまでの宿り木、その一つがポルノ業界なんです。
 個人名を挙げはしませんが前述のメディア隆盛において、ポルノ関連に一時は身をおいて食いつなぎのちに大成した、という人はゴマンといます。

 そして、現在の日本の漫画・アニメの業界もポルノが一翼を支えています。
 ここ10年アニメ化されるような原作漫画やその掲載誌に寄稿してる漫画家、ライトノベルとそのイラスト担当に、ポルノに関わらずに今がある人、っていうのがどれだけいるのやら・・・。(ちなみにこれは、同人業界についても全く同じ事が言えます)
 「ポルノいくない!」はある程度、道理としては成り立つもの、であることは否定しません、出来ません。ただ、そればかりに傾注して本質を見誤ると、根幹を切り落としてしまう愚を犯しかねない。
 この問題は「漫画を児童ポルノの名目で規制する正当性」と「表現の自由」を争うことばかりに目が行ってしまってますが、後進の育成の場を奪い、ひいてはマンガやアニメ自体が今の規模を維持できなくする法案である、という点も声を大にしなければならない、とオイラは訴えたいのです。
 人に疎まれる部分というのがあるのは、気持ちのいいもんじゃないかもしれません。ただやっぱり清濁あって面白いのがクリエイティブであり、その本領を発揮するには、だからどうした!と度量の大きさを維持してこそ…な社会であり続けることも必要な要素である、とオイラは考えています。

 廃案になっても数年はまたウヤムヤになるだけで、また復活してくるであろう事態に変わりはないので、一度廃案になったものは余程のことがない限り再上程できない仕組みづくり、のほうが先決な気もするけどね。