しゅーとめも・わんもあせいっ

はてブに書ききれないことの追記や雑談。けっこう放言系。手巻きタバコにハマりだしてからは、シャグのレビュー多し

ガンプラにストリームベース抜きでブームは再燃でき・・・ないだろうなぁ

機動戦士ガンダム:最新作「ガンダムビルドファイターズ」が10月スタート テーマはガンプラ - MANTANWEB(まんたんウェブ)

プラモ狂四郎に比肩するためには、ストリームベースなポジションを用意しなきゃならんと思うのだが、そこまで考慮してるのかなぁ?

ガンダムビルドファイターズ

 ドメイン名にbfの文字があったことから、ガンプラビルダーズの系譜だろうな…とは思ってたけどね。そして、バーザムに日が当たることはないだろうな…ということも。

 おおよそ案の定であった、新ガンダム企画。そしてSDガンダムフォース以来のテレ東ガンダムとなるわけですが、プラモを題材としてるがゆえに、ブクマでも指摘している「ストリームベース」なポジションたる人物が(今のところ)いない事が、気になるんですよ。

 ガンダムの大ヒットとガンプラのブームって根っこは一緒だけど、経緯はたぶん違うんですよね。時たま密接にリンクするんで混同・同一視されますけど。ガンプラブームを引っ張ったのは、ほぼ間違いなくストリームベースにあったと思うんです。
ストリームベースってナンジャラホイ?という人に軽く解説。

川口克己氏・高橋昌也氏・小田雅弘氏によるモデラーチームで、ホビージャパンやボンボンなんかに多数の作例を発表してました。プラモ狂四郎には3人が実名で登場してたりします。

 彼らのスゴかった所、それはボンボンというアンダーティーン対象の雑誌もお構いなしに、子供の工作能力の限度をはるかに超えた改造を強制する作品を載せたことでしょう。

  • 1/144ザクの一体成型だった足首を切り離し、足の甲をパテで造形させ真鍮線で可動軸を作らせる。
  • 肩は一度切断してハの字に整形して再接着。肩アーマーをいわゆる「怒り肩」にする工作は必須。
  • パテでブロックを作り、頭部や掌をスクラッチさせる。
  • ジャブローシャア専用ズゴックVSGMのジオラマ作りでハンダゴテでGMに大穴開けさせる。
  • パーフェクトジオングを作るために、1/144ジオングと1/100ドムの脚をミキシングビルドさせる。

etcetc・・・。
 とてもじゃないけど子供の手に余る作業であり、やろうとして失敗したジャンクパーツが積み上がっていくのです。大河原氏が毎月カラーで画稿を描き、ストリームベースがそれを立体化するのを子どもたちは羨望の眼差しで見ているしかないのです。
 そして上手い事にしばらく時間が経つと、それがキット化するんですね。あの時挫折した改造が、自分の手に届くんです。そりゃ熱狂しますよ。
 高機動型ザクII人気って、そういう変遷下に依るものが大きいと思いますよ。

 だいたい同じ事をやったのが、ガンダムセンチネルあさのまさひこディレクションで元ストリームベースの高橋昌也を招へい。カトキハジメを大河原氏のポジションに、センチネルワークスというモデラー体制を構築し、プロモデラーだからできるプラモを見せつけました。リファイン版Ex-Sガンダムに至っては工作量が全身全パーツに及びハンパないレベルで要求するため、トラウマ扱いされるまでの代物になったしねww。

 あんたらドMですか?と言いたくなるような変遷を経て今があるガンプラ界隈。ストリームベースの川口氏は、そのガンプラの陣頭指揮を取る立場になり、氏の情熱と技術と素材の革新もあって、今のガンプラは氏が目指したかっこ良くプレイバリューも取り込んだ、素晴らしいアイテムになっています。
 逆に素体がすでに素晴らしい出来なので、プロポーション修正するのも大工事が必要になってくるわ、塗膜の厚みで可動部のクリアランスが確保できなくなるくらいタイトにもなってますが。

 そして、今作。
現時点で見える情報では改造パーツは新規造形で、○○のパーツ流用してる様子もないし、手を動かすことを吹き込むキャラもいないんですよね。

 まあ、「今はそういうのが好まれる時代じゃないから」でしょうし、もしかしたら「あの、ガンプラブーム再び」を狙った作品、ではないのかもしれないけど。でも、ダンボール戦機のプラモがバカ売れして、その後釜狙っているのならば、過去の経験則としてアニメ上と現実にそういう役割の人をおいておくことこそが、成功の定石だと思うんですがね。